トマトの正しい保存方法とは

様々な料理に使えるトマト、あなたはどのように保存していますか?何も気にせず野菜室に入れている方も多いのではないでしょうか?ですが、保存方法ひとつでトマトの持ちは変わります。この記事では、正しいトマトの保存方法についてご紹介しようと思います。今まで保存方法なんて気にしたことがなかった、という方にはぜひ最後まで読んでもらいたいです。

1.常温で保存

常温で保存したほうがいい場合は、そのトマトがまだ緑色のときです。常温で置いておけば2〜3日もすれば熟すでしょう。熟せば熟すほど糖度も増すことが多いので、赤くなるまでは食べずに待つこと。赤くなってきたら日持ちさせるためにも冷蔵庫に移動させましょう。
ここで気をつけてもらいたいのは、すでに熟したトマトは夏場に常温保存をしないことです。

2.冷蔵庫で保存

すでに全体が赤くなっていたら冷蔵庫に入れるようにしてください。トマトは5度以下になると低温障害を起こすので、5度以上に保たれる野菜室での保存が適しています。保存方法としては、ヘタの部分を下にしてくっつかないように袋に入れ、その後封をしっかりと閉めます。くっつかないようにするのには理由があり、トマト同士がくっつくとその部分から早く悪くなってしまうから。袋に入れるのも、トマトが冷蔵庫内で冷えすぎないようにするためです。

保存期間

冷蔵庫に入れた場合の保存期間は、およそ1週間。葉っぱ系の野菜のようにすぐに傷むものではないので比較的保存がしやすい野菜と言えます。とは言っても、時間が経つに連れて鮮度や栄養は失われていくので、なるべく早く消費するようにしてください。

3.冷凍庫で保存

冷凍方法

「トマトを冷凍庫で保存!?」と驚いた方も多いのではないでしょうか?あまり知られていませんが、トマトは冷凍してもOKな野菜なんです。
冷凍する前にあらかじめヘタを取り除きましょう。包丁を入れた場合は、切った部分に空気が触れないようにしっかりとラップで密封すること。ヘタを取り除いたら、フリーザーバックに入れて冷凍保存をします。その時も、なるべくフリーザーバッグに空気が入らないように注意してください。冷凍保存をすることで、トマトの栄養と鮮度を落とさず保存できるので、すぐに食べる予定がない人は冷凍保存をしましょう。

冷凍トマトの使い方

一度凍らせたトマトは、解凍して食べるというよりも、熱する料理に使うのがおすすめ。例えば、パスタソースやトマトスープなどに使えます。こういった料理をお勧めするのも、冷凍トマトは細胞が破壊されているので味が染み込みやすく崩れやすいからです。わざわざ解凍する手間もいらないので、冷凍したままお鍋に入れて大丈夫です。トマトの皮を料理に使いたくないという人は、解凍後に水にさらすと簡単に皮が剥けます。また、皮ごと食べたいという方は、冷凍したトマトをそのままおろし金ですりおろしてもいいでしょう。

保存期間

きちんと密封して冷凍していればそれほど保存期間を気にする必要はありませんが、1ヶ月以内には使い切ったほうがいいでしょう。一度解凍してしまったトマトは再冷凍できないので、使う分だけ取り出すようにしてください。

4.カットしたトマトの保存方法

カットしたトマトはどうしてもすぐに悪くなってしまうので、1〜2日以内には食べるようにしましょう。カットした部分が空気に触れないようにしっかりとラップでカバーするか、完全密封できるタッパーなどにいれても大丈夫です、

5.使いきれないトマトの活用法

トマトを乾燥させて保存

ドライトマトという名前を聞いたことありますか?その名の通り、トマトを乾燥させたものです。トマトは乾燥させると更に甘くなり、味が濃縮されます。作り方はとっても簡単。プチトマトを使うことが多いのですが、まずそのプチトマトを半分に切ってタネを取り除きます。キッチンペーパーで水気を拭き取り、オリーブオイルをかけたトマトを天板に並べて140℃で1時間ほど加熱するだけ。そのまま食べてももちろん美味しいですし、パンのトッピングとして使ったり、煮込み料理などにも使えます。

トマトソースにする

大量にトマトをもらって消費できない、という場合にオススメなのが、トマトソース作りです。たまねぎや人参などがあれば簡単に作れるので、大量に作って冷凍保存をしておけば何かと便利。2ヶ月ほどは持つので、その間にパスタソースにするのも良し、何かの料理のソースとして使うのも良し!ご存知の方も多いと思いますが、トマトは加熱することでダイエットや美肌に良いと言われているリコピンの吸収率が3倍になります。トマトをなるべく加熱して食べることを勧めるのは、こういった理由があるからです。処分に困ったらとりあえずトマトソースを作っておくと良いでしょう。

6.まとめ

正しいトマトの保存方法はわかりましたか?すぐに食べるなら冷蔵庫の野菜室、しばらく食べる予定がないなら冷凍庫と覚えておきましょう。しあわせ農園は、生産者と消費者の皆様と「食と健康」を一緒になって考え、安全安心で新鮮な国内産品をお届けしたいと考えております。トマトを中心に、ウェブサイトと実店舗で商品を販売しております。興味がある方はお気軽にお問い合わせください。